氏名
加藤知道(かとう ともみち)
所属
〒060-8589
札幌市北区北9条西9丁目
北海道大学 農学研究院 連携研究部門
陸域生態系モデリング研究室
Tel & Fax: +81 (0)11 706 4942
Email: tkato at agr.hokudai.ac.jp
学部の所属: 農学部生物環境工学科
修士課程の所属:国際食資源学院
博士課程の所属:国際食資源学院
略歴
昭和51年11月東京都にて生まれる
平成 7年4月北海道大学農学部総合系入学
平成11年3月北海道大学農学部農業工学科卒業
平成11年4月鳥取大学大学院修士課程農学研究科農林環境科学専攻入学
平成13年3月鳥取大学大学院修士課程農学研究科農林環境科学専攻修了
平成13年4月筑波大学大学院博士課程生物科学研究科3年次編入学
平成16年3月筑波大学大学院博士課程生物科学研究科修了
筑波大学博士(理学)取得
平成16年4月地球フロンティア研究システム(現:海洋研究開発機構・地球環境変動領域)PD研究員
平成19年4月地球環境フロンティア研究センター(現:地球環境変動領域)研究員
平成20年10月
-平成22年9月Research Associate, QUEST, Department of Earth Sciences, University of Bristol (日本学術振興会・海外特別研究員)
平成22年11月Postdoc researcher, LSCE, CEA-CNRS, France
平成26年1月北海道大学 農学研究院 テニュアトラック助教
平成30年4月北海道大学 農学研究院 准教授
令和6年4月北海道大学 農学研究院 教授
~現在に至る
研究内容
1. 太陽光誘発クロロフィル蛍光による生態系光合成量の観測とモデル化
2. グローバルな気候変動と植生分布・物質循環の間の相互作用の解明
3. 統計資料を利用した気候変動が食料生産に及ぼした影響の解明
学位論文
Tomomichi Kato. CO2 Exchanges between the Atmosphere and an Alpine Meadow Ecosystem on the Qinghai-Tibetan Plateau (青海-チベット高山草原生態系のCO2交換). Ph.D thesis, Doctoral Program in Biological Sciences, University of Tsukuba. January 2004.
加藤知道. 疎植な植物群落における蒸発散量推定, 鳥取大学大学院農学研究科農林環境科学専攻乾地気象環境学研究室修士論文. 2001年2月.
加藤知道.「洞爺湖の湖効果に関する研究」風向・風速が湖効果に及ぼす影響, 北海道大学農学部農業工学科農業物理学講座卒業論文. 1999年2月.
外部研究資金
代表(日本学術振興会)
科研費(基盤A): 熱帯林における太陽光誘起クロロフィル蛍光による光合成量の観測とモデル化(代表: 加藤知道)/ R04.04 -R08.3
科研費(学術変革領域(A) デジタルバイオスフェア:地球環境を守るための統合生物圏科学(代表:伊藤昭彦)): 地球システムモデルによる生態系環境適応が気候へ与えるフィードバックの解明(計画研究班代表: 加藤知道)/ R03.10 -R08.3
科研費(挑戦的研究(萌芽)): アジアの歴史的な気候変動がコメ収量に与えた影響の水稲生育モデルによる定量(代表: 加藤知道)/ R04.7 - R07.3
科研費(挑戦的研究(萌芽)): 近世における気候変動がコメ収量に及ぼした影響の定量的解明(代表: 加藤知道)/ R01.7 - R04.3
科研費(国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A)): グローバルな太陽光誘起クロロフィル蛍光の地上観測・モデル・衛星の相互比較(代表: 加藤知道)/ R01.4 -R04.3
科研費(基盤B): 太陽光誘起クロロフィル蛍光による光合成量評価能力の統合解析(代表: 加藤知道)/ H30.4 -H33.3
科研費(基盤C特設分野研究「食料循環研究」): 過去110年間の気候変動が我が国の水稲収量に及ぼした影響の検証(代表: 加藤知道)/ H27.7 - H30.3
科研費(挑戦的萌芽研究): 太陽光誘発クロロフィル蛍光による森林生態系内光合成量の時空間分布観測(代表: 加藤知道)/ H27.4 - H30.3
科研費(若手B): 東アジアにおける陸域生態系炭素循環シュミレーションモデルのデータ同化手法の開発(代表: 加藤知道)/ H19.4 -H21.3
海外特別研究員(生物学・基礎生物学「生態・環境」): 動的全球植生モデルとデータ同化による気候変化と陸域生態系応答の解明(代表: 加藤知道) / H20.10 -H22.9
分担(日本学術振興会)
科研費(基盤B): シベリア森林火災が炭素循環・植生分布・エアロゾル放出に与える影響のモデル推定(代表: ニコラ・デルバール) (分担)/ R02.4 - R05.3
科研費(基盤B): 衛星観測と放射伝達モデルによる全球植生の光合成活性指標の時空間分布特性の理解(代表: 小林秀樹) (分担)/ H28.4 - H31.3
科研費(基盤B): モデル-データ相互比較実験を通したアジア域の陸域炭素収支推定の不確実性(代表: 市井和仁) (分担)/ H25.4 - H27.3
科研費(基盤A): 東アジアの生物資源モデルの構築と社会システムへの応用(代表: 和田英太郎) (分担)/ H19.4 - H22.3
科研費(基盤B): 温暖化が大気-陸域間の生物地球化学的相互作用に与える影響に関するモデル解析(代表: 伊藤昭彦) (分担)/ H19.4 - H22.3
科研費(基盤B): 雲量とエアロゾルが陸域炭素循環および大気CO2の安定同位体組成に与える影響(代表: デニス・ダイ) (分担)/ H18.4 - H21.3
代表(省庁)
環境省・環境研究総合推進費・低炭素領域・環境問題対応研究: 2-1903 GOSAT-2による太陽光誘起クロロフィル蛍光を利用した生態系光合成量推定の高精度化(代表: 加藤知道)/ R01.4 - R04.3
環境省・環境研究総合推進費・脱温暖化社会部会・革新型研究開発領域: 2RF-1601 太陽光誘発クロロフィル蛍光による生態系光合成量推定のための包括的モデルの構築(代表: 加藤知道)/ H28.6 - H31.3
代表(民間等)
日立財団・倉田奨励金:対流圏オゾンがコムギ生産量に与える影響のプロセスモデルによる将来予測(代表: 加藤知道)/ R04.04 - R05.03
島津科学技術振興財団・研究開発助成金: 若齢森林の太陽光誘起クロロフィル蛍光を用いた光合成量の実時間推定法(代表: 加藤知道)/ R04.04 - R05.03
日本生命財団・環境問題研究助成:炭素飢餓がグローバルな森林CO2吸収量に与える影響の定量化 (代表: 加藤知道)/ R03.10 - R04.9
電気通信普及財団・研究調査助成:人工衛星データを利用した我が国の森林炭素蓄積量を推定するための機械学習モデル開発 (代表: 加藤知道)/ R03.4 - R05.3
北海道大学創成研究機構・創成特定研究事業:フィールド科学の明日を切り開く先端・応用予測研究(代表:見延庄士郎)/R02.4 - R04.3
村田学術財団・研究助成(人文科学): アジアにおける歴史的統計資料を利用した気候変動が水稲生産力に及ぼした影響の解明(代表: 加藤知道)/ R02.12 - R03.11
三菱財団・人文科学研究助成: 稲刈帳による近世のコメ収量復元およびその気候変動との関係の解明(代表: 加藤知道)/ R01.10 - R02.09
北海道大学・ロバスト農林水産工学研究プログラム: 野外におけるコムギ光合成活性の遠隔推定手法の開発(代表: 加藤知道)/ R01.5 - R02.3
住友財団・環境研究助成: 太陽光誘発クロロフィル蛍光による湿地生態系のCO2吸収量の解明(代表: 加藤知道)/ H30.11 - H31.10
エリザベス・アーノルド富士財団: コムギ光合成活性のリアルタイム野外計測システムの開発(代表: 加藤知道)/ H30.7 - H31.3
JFE21世紀財団: 森林によるCO2吸収量計測のためのクロロフィル蛍光センサーの開発(代表: 加藤知道)/ H30.1 - H30.12
ヤンマー資源循環支援機構・助成事業: 持続的農業につながる作物光合成活性のリアルタイムモニタリングカメラの開発(代表: 加藤知道)/ H29.4 - H30.3
コニカミノルタ科学技術振興財団・画像科学奨励賞副賞: 光合成機能の野外における面的リアルタイム把握のためのSIF計測カメラの開発(代表: 加藤知道)/ H29.4 - H30.3
八洲環境技術振興財団・基礎試験研究・調査に対する助成: 生態系の生育状況を面的に測る光合成カメラの開発(代表: 加藤知道)/ H28.4 - H29.3
アサヒグループ学術振興財団・地球環境科学部門: 太陽光誘発クロロフィル蛍光の画像解析による森林光合成量評価(代表: 加藤知道)/ H27.4 - H28.3
栗林育英学術財団・個人研究: 野外における生態系光合成量推定のためのクロロフィル蛍光センサーの開発(代表: 加藤知道)/ H27.9 - H28.3
北海道大学・若手研究者異分野連携型萌芽研究支援(Fusion-H): 我が国の作物生産性の歴史に学ぶ気候変動に対する適応策(代表: 加藤知道)/ H27.9 - H28.3
他機関との共同研究契約
陸域炭素収支算定に関する高精度バイオマスマップ等の整備手法の開発と検証に係る支援作業JX-PSPC-561943(担当:加藤知道), 文部科学省 宇宙開発利用加速化戦略プログラム(カーボンニュートラルの実現に向けた森林バイオマス推定手法の確立と戦略的実装)(代表: JAXA落合治)/ R05.10 - R08.3
JAXA 第3回地球観測研究公募: 衛星データによる森林地上部バイオマス推定(代表: 加藤知道)/ R04.04 - R07.3
第3回温室効果ガス観測技術衛星シリーズ研究公募: 生態系光合成量推定のためのGOSAT太陽光誘起クロロフィル蛍光の地上検証(代表: 加藤知道)/ R03.04 - R06.3
JAXA 第2回地球観測研究公募: ALOS-2データによる森林地上部バイオマス推定(代表: 加藤知道)/ R01.12 - R03.3
千葉大学環境リモートセンシング研究センター共同利用研究: マルチデータ解析による生態系炭素循環の解明(代表: 加藤知道)/ R01.7 - R02.3
JAXA 地球環境変動観測ミッション(GCOM)第6回研究公募: GCOM-Cデータによる太陽光誘発クロロフィル蛍光の検出およびその生態系光合成量推定への応用(代表: 加藤知道)/ H28.4 - H31.3
岐阜大学流域圏科学研究センター共同研究: 太陽光誘発クロロフィル蛍光による森林生態系光合成量の推定(代表: 加藤知道)/ H30 - 現在に至る
特許
特願2015-167581, クロロフィル蛍光測定装置, 2015年8月27日, 国立大学法人北海道大学, 加藤知道
PCT/JP2016/073845, クロロフィル蛍光測定装置, 2016年8月15日, 国立大学法人北海道大学, 加藤知道
取材
植物によるCO2の吸収と排出. コーナー「情報サプリメント」, CBCラジオ 多田しげおの気分爽快~朝からP.O.N., 2008年9月30日.
植物のCO2吸収. コーナー「今さら聞けない」,朝日新聞日曜版「be」,2008年9月14日.
アウトリーチ
プロフェッショナル講座. 研究者(理系)「理系あるある」,北海道立札幌北高校,2019年12月6日
環境教育講座「植物のCO2吸収量を測ろう」,札幌市立藻岩高校,2019年9月6日.
所属学会
米国地球物理学連合, 日本地球惑星科学連合, 日本生態学会, 日本農業気象学会
アカデミックな活動
Asiaflux, Science Steering Committee (2018-)
JapanFlux, Science Steering Committee (2014-)
日本生態学会ポスター部会 (2016-2019)
日本農業気象学会若手会 (2018-)
賞
コニカミノルタ画像科学奨励賞, 2017年2月
農業環境工学関連7学会2005年度合同大会/ベストポスター賞, 2005年9月
編集
Handling Editor, Ecological Research, 日本生態学会, 2022年1月-
Topical Editor, Geoscientific Model Development, the European Geosciences Union, 2014年5月-2023年12月
査読
Acta Oecologia
Agric For Met
Biogeosciences
Biogeochemistry
Carbon Balance Manage
Ecohydrology
Ecological Research
Global Change Biology
Global Ecol Biogeo
Geophys Res Lett
Geosci Model Dev
Land Deg Dev
J. Agric Meteorol
J Agr Sci Tech
J Climate
J Forest Res
J Geophys Res Atmos
J Geophys Res Biogeo
J Met Soc Japan
J Plant Ecol
J Plant Research
Nature Communications
PLoS ONE
Remote Sensing
Remote Sens Env
Scientific Reports
Soil Science and Plant Nutrition
Sci Total Env
SOLA
砂丘学会